債務整理の「面談義務」は本当にあるのか徹底解説|流れ・準備・費用をわかりやすく

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債務整理の「面談義務」は本当にあるのか徹底解説|流れ・準備・費用をわかりやすく

破産宣告相談弁護士事務所

この記事を読むことで分かるメリットと結論

まず結論をはっきり言います。結論:債務整理に「面談義務」が一律で課されるわけではありません。ただし、実務上は面談や面談に準じる確認(電話・オンライン含む)が必須となる場面が多く、手続きの種類や担当する専門家(弁護士か司法書士か)、公的機関を使うかで実際のやり方が変わります。この記事を読むと、どの手続きで面談が必要になりやすいか、何を準備すればよいか、面談での答え方のコツ、オンラインは可能か、費用の目安、面談が難しい場合の代替策まで、実際の事例と私の体験を交えて理解できます。



1. 債務整理の「面談義務」の基本と誤解を解く

まず「面談義務」と聞くと「役所に呼ばれるような強制的な面談」を想像しがちですが、実際はもっと柔軟です。法律(破産法や民事再生法など)が「必ず対面で会わなければならない」と明記しているわけではありません。例えば任意整理は当事者間(借主と債権者)で合意をつくる私的な交渉で、法律上は「裁判所に出頭」という要件はありません。一方で、自己破産や個人再生は裁判所を介した手続きのため、裁判所や破産管財人(管財事件の場合)から事情聴取や説明を求められることがあり、実質的に面談が行われるケースが多いのが現実です。

ただし、ここで覚えておきたいポイントは次の三つです。
- 法令上の「一律の対面義務」は存在しないが、手続きの性質上、対面での確認が必要になる場面がある。
- 弁護士・司法書士は依頼者の本人確認や事情聴取を行うため、事実上の面談を行う(事務所での面談やテレビ会議、電話でも代替可能)。
- 公的窓口(法テラスなど)や裁判所側の職員・破産管財人は、書類だけで不明点が残る場合に面談を求めることがある。

ここで大事なのは「面談=悪いこと」ではなく、裁判所や専門家があなたの現状(収入、支出、財産、保証人の有無)を正確に把握するための手段だということ。正しく準備すれば面談は手続きがスムーズに進む助けになります。

1-1. 面談義務は原則なのか、それとも任意なのか?
- 任意整理:原則として法律上の対面義務はなく、弁護士や司法書士が代理交渉する場合、依頼者との面談は実務上ほぼ必須(案件把握と本人確認のため)。債権者との面談は通常不要。
- 個人再生:裁判所手続きのため、申立て後に裁判所や再生委員から事情確認としての面談(または電話)が行われることがある。再生計画案の説明が必要な場合、本人説明が求められることがある。
- 自己破産:管財事件では破産管財人と複数回の聴取が行われることがあり、出頭が必要になるケースがある。少額管財や同時廃止の場合は対面確認が簡略化される場合もある。
- 過払い金請求:基本は書面での手続きが多いが、事実確認のため面談を求められることがある。

1-2. 面談義務が発生する条件と発生しないケース
面談が発生しやすい条件:
- 裁判所関与の手続き(自己破産・個人再生)
- 財産や資産の調査が必要な場合(不動産の有無、保有株など)
- 保証人や連帯債務が絡む複雑な事情
- 本人確認や虚偽申告防止が優先される場合

逆に発生しにくいケース:
- 任意整理で交渉のみを弁護士に依頼し、本人確認が既に完了している場合
- 過払い金請求で明白な取引履歴のみで算定可能な場合

1-3. 強制力はあるのか?法的拘束力と実務的影響
面談そのものを拒否したからといって直ちに刑事罰が科されるわけではありません。ただし、面談や書類の提出を拒むことで手続きが進まなかったり、場合によっては裁判所が申立を却下・不受理と判断するリスクが生じます(特に自己破産で重要な情報を開示しない場合など)。また、弁護士に依頼している場合、面談拒否は依頼契約の解除理由になり得ます。

1-4. 面談の回数・期間の目安
- 任意整理:弁護士との初回面談+書類提出で完了することが多く、追加面談は状況次第。合意まで数週間~数か月。
- 個人再生:申立準備段階で数回の面談、申立後にも裁判所や再生委員との面談が入ることがあり、全体で3~6か月程度かかる場合が多い。
- 自己破産:同時廃止で処理できるか(比較的短期間)か、管財事件になるかで大きく変わる。管財事件になると数か月~1年以上の期間がかかることもある。

1-5. 面談と情報提供の範囲
面談で求められる情報は「収入」「支出」「借入先」「取引履歴」「資産(不動産、預貯金、株など)」「保証人の有無」など。プライバシーに関わる情報も含まれますが、専門家・裁判所はこれらを手続きに必要な範囲でのみ使用します。守秘義務は原則として適用されますが、正確な開示をしないと手続きが不利になります。

1-6. 債務整理の種類別のポイント(簡潔まとめ)
- 任意整理:面談は実務上ほぼ必要。債権者面談は原則不要。
- 個人再生:裁判所が関与するため事情説明や再生委員との面談が行われることがある。
- 自己破産:破産管財人の関与がある場合は面談が複数回必要になることがある。
- 過払い金:証拠の確認で面談が入ることがあるが、書面で完了するケースも多い。

1-7. 専門家の役割と責任
弁護士は代理交渉・裁判所手続きの代理・本人の代理など広い範囲を扱えます。司法書士は簡易な裁判手続きや書類作成・代理権の範囲に制限があり、借入額やケースの複雑さ次第で対応可能かが変わります。どちらも依頼者の事情を正確に把握するための面談を行います。公的窓口(法テラスなど)は相談窓口を提供し、面談を通じて費用援助の要件などを確認します。

(ここまでで各小見出しを含め、面談義務の基本的な位置づけはおさえられます。次は面談の実務的な流れに踏み込みます。)

2. 面談の実務:流れ・準備・質問内容

ここでは「予約から契約締結まで」の実務フロー、面談で用意すべき書類、想定質問と回答のコツ、オンライン面談の可否、面談後に何が起きるかまで、具体的に解説します。読み終わる頃には「何を持って行けばいいか」「どんな聞かれ方をするか」がはっきりしますよ。

2-1. 面談の全体の流れ(予約から決定まで)
典型的な流れは次の通りです。
1. 問い合わせ・予約:電話やウェブで初回相談を予約。
2. 初回相談(概略説明):事情の聞き取り、手続きの選択肢の提示。ここで無料相談を設けている窓口もあります。
3. 書類準備:事前に必要書類(下記参照)を揃える。
4. 詳細面談(正式依頼前):財産や収入の詳細を確認し、可能な解決方針の提示。
5. 依頼契約締結:費用、着手金、成功報酬、弁護士が代理を開始。
6. 手続き開始:債権者への通知や裁判所への申立てなど。状況によっては追加面談や追加書類の提出があります。

2-2. 面談前に準備する書類リスト
基本的に次の書類を持参するとスムーズです(ないものは無理に用意する必要はありませんが、正確な情報を伝えることが大切です)。
- 身分証(運転免許証、マイナンバーカード等)
- 健康保険証
- 給与明細(直近3か月分)または源泉徴収票
- 銀行通帳(取引履歴の分かるページ)
- カード会社・消費者金融からの契約書・請求書・取引明細(可能な範囲で)
- 家賃や公共料金の領収書(支出の裏付け)
- 不動産の権利証や固定資産税の通知書(所有がある場合)
- 自動車の登録証やローン残高明細(ある場合)
- 保証人がいる場合、その情報(名前・連絡先)
- 過去に受けた通知や督促状のコピー

これらが揃えば、専門家はより正確に解決策を提示できます。私の経験では、銀行通帳の取引履歴があると、借入・返済の流れが一目で分かり、過払い金の可能性も評価しやすくなりました。

2-3. 面談中に確認・質問されるポイント
面談では次のような点が深掘りされます。
- 借入先ごとの残高と契約開始時期
- 月ごとの収入(手取り)と固定支出(家賃・光熱費等)
- 臨時収入やボーナスの有無
- 財産(預貯金・不動産・自動車等)
- 家族構成と扶養の有無
- 過去の返済履歴(延滞や返済猶予の有無)
- 保証人や連帯債務の存在
- 債務整理後の生活計画や就労見込み

2-4. 面談での回答のコツと注意点
- 正直さが最優先:隠し事は後で不利になります。正確な数字で答えましょう。
- 曖昧な数字は「推定値」として伝える:例えば「カードはだいたい○○万円」と言い、詳細は後で通帳で確認するのが安全。
- 過去の経緯は時系列で話す:借り始めた時期→増えた時期→悪化したきっかけ(失業・病気など)を整理して話すと伝わりやすいです。
- 感情的になりすぎない:取り立てなどで感情的になりやすいですが、面談では事実ベースで話すと解決方針が立ちやすい。

2-5. 面談後の流れと次の手続き
面談後は、専門家が提出書類を整備して債権者へ通知を出したり、裁判所へ申立てを行います。任意整理なら弁護士が債権者と交渉して和解条件(利息カットや分割の可否)を詰め、合意に達すれば書面での和解となります。個人再生・自己破産なら申立書や財産目録が裁判所へ提出され、裁判所や再生委員・破産管財人から追加の照会が来ることがあります。

2-6. オンライン面談の可否と注意点
近年はオンラインでの初回相談や面談が広がっています。オンライン面談のポイント:
- 本人確認方法:運転免許証やマイナンバーカードの写真提出、遠隔での本人確認が一般化していますが、事務所によって要件が異なるため事前確認が必要。
- セキュリティ:通信が暗号化されていること(Zoomの設定等)や、周囲に聞かれない環境で行うこと。
- 書類提出:データでのやりとり(PDFや写真)で代替できる場合が多い。ただし原本確認が必要な場面が後で発生することもあります。

2-7. 面談をスムーズに進めるコツ
- 事前に借入リストを作る(貸金業者名・開始時期・残高・月返済額)。
- 書類は写真でもいいので事前送付しておく。
- 聞きたいことは箇条書きのメモにして渡す(整理された質問は相手も答えやすい)。
- 面談時間を確保する(初回は1時間~90分を見積もりましょう)。
- 疑問点は遠慮せず質問する。「この手続きのデメリットは?」など、リスクを確認することが重要。

(ここまでで、面談の準備から終了までの実務フローと具体的な準備物・対応が理解できるはずです。次は法的根拠と専門家の選び方について深掘りします。)

3. 法的根拠と専門家の選択

手続きの法的根拠を理解すると、「なぜ面談や書類が必要なのか」がわかります。ここでは主な法律・公的ガイドライン、弁護士と司法書士の違い、費用の見込みまで説明します。

3-1. 債務整理を支える主な法制度(かんたん解説)
- 破産法:支払不能な状態にある債務者の財産を換価して債権者に配当する制度。一定の債務は免責される。
- 民事再生法(個人再生):一定の条件で借金を大幅に圧縮し、再建計画に基づく返済を行う制度。住宅ローン特則を使えば住宅を維持できる場合もある。
- 民法・債務関連法:契約や保証に関する基本ルール。
これらの法律は手続きの枠組みを定め、裁判所や管財人が関与し得る場面を規定しています。したがって、裁判所を通す手続きでは詳細な事情説明が求められやすいのです。

3-2. 面談義務と相談窓口の公式ガイドライン
公的機関(法テラス、日本弁護士連合会、日本司法書士会連合会、国民生活センター)には、借金相談の窓口や手続き案内が整備されています。これらの窓口では面談(対面・電話・オンライン)で事情を聞き、援助の要件や無料相談の可否を判断します。公的窓口を使うメリットは費用面の支援や信頼性、デメリットは待ち時間や対応範囲の制限がある点です。

3-3. 弁護士・司法書士の役割と選択のポイント
- 弁護士:裁判所手続き(自己破産・個人再生)や債権者との本格交渉、過払い金の訴訟まで幅広く対応。着手金・報酬体系は事務所ごとに差があるが、裁判所対応が必要なケースは弁護士の選択を推奨。
- 司法書士:比較的簡易な手続き(一定額以下の債務整理や過払い金の請求など)や書類作成を行う。司法書士の代理権は訴訟手続きに制限がある場合があるので、債務総額や手続きの複雑さで適切な専門家を選ぶこと。

選び方のポイント:
- 借金総額と債権者数
- 手続きの性質(裁判所関与の有無)
- 費用と支払い方法(分割可否)
- 実務経験(同様事例の解決実績)
- 相性(面談での説明の分かりやすさ)

3-4. 公的窓口と民間サービスの比較
- 法テラス(日本司法支援センター):収入要件を満たせば弁護士費用の立替制度や無料相談を受けられる場合がある。待ち時間や対応件数の制限がある。
- 民間事務所(法律事務所・司法書士事務所):対応が早い・柔軟だが費用が発生する。分割や減額交渉の柔軟さは事務所次第。
- 消費生活センターや国民生活センター:一般的なアドバイスが中心で、法的代理は行わない。まずは相談窓口として利用して現状整理をするのが有益。

3-5. 費用の目安と支払いの実務
費用は事務所により幅がありますが、一般的な目安を示すと次の通りです(あくまで目安)。
- 任意整理:着手金2~5万円/社(事務所による)+成功報酬(債権者1社あたりの減額分の一定割合など)。総額で数十万円~。
- 個人再生:着手金20~40万円程度+裁判所手数料や予納金が必要になることがある。事案によっては50万円以上になることも。
- 自己破産:同時廃止事件だと20~40万円程度、管財事件になると50万円以上、場合によっては100万円近くなることもある(事件の複雑さに依存)。
- 過払い金:着手金0~数万円(事務所による)+成功報酬(回収額の20~30%程度が相場の一例)。

費用は分割払いに対応している事務所もあります。法テラスを利用できる場合は援助を受けられることがあるため、まずは公的窓口で相談してみる価値があります。

3-6. 遅延・取り立て対応との関係
面談を受けることで、弁護士が債権者に対して取り立て停止の通知(受任通知)を出せます。受任通知が債権者に届くと、原則として直接の取り立ては止まるため、精神的な負担が軽くなります。取り立て対応が辛い場合は、早めに専門家に相談して受任通知の発出を目指すのが現実的な対策です。

(ここまでで法的な背景と専門家の選択基準が整理できたはずです。次は具体的なケーススタディで実務感をつかみましょう。)

4. ケーススタディと実例(体験談を交えつつ網羅的に解説)

現実のケースを見ていくと、面談の実際の流れや注意点がよりわかりやすくなります。ここでは私が関わった(あるいは事務所での事例として一般化された)典型的なケースを紹介します。実名の金融機関や公的機関、法律名は事実に基づく情報として挙げます。

4-1. ケースA:カードローンが複数発生、任意整理を選択
背景:30代男性、複数の消費者金融(例:アコム、アイフル、プロミス)に合計約300万円の借入。収入は安定しているが月の返済負担が大きい。
面談での流れ:弁護士事務所で初回面談(60~90分)→借入先の明細を提出→弁護士が受任通知を送付→債権者と個別交渉。
ポイント:弁護士が受任通知を出すと取り立てが止まり、交渉の余地が生まれる。和解では利息カット+元本均等分割で和解する例が多い。
私の所感:初回面談で具体的な数字が揃えば、数週間で和解案が出ることが多い。心配な点は、収入変動がある場合は分割に対する合意が取りにくいこと。

4-2. ケースB:収入減で家計が苦しく、個人再生の検討
背景:40代女性、パート収入で住宅ローン有、複数のカードローン。収入が減少し家計が維持できない。
面談での流れ:弁護士と複数回面談(収入・財産を精査)→個人再生の見込みを検討→再生計画案の作成→裁判所申立て。
ポイント:住宅ローンを残しつつ他の債務を圧縮できるメリットがある反面、裁判所手続きのため面談や書類の提出が多くなる。申立後、再生委員との面談が入る場合がある。
私の所感:住宅を維持したいケースでは個人再生が有力。面談では収入見込みと家計改善の具体案を示すことが重要。

4-3. ケースC:過払い金が発覚したケース
背景:長年取引のある消費者金融で過払い金の可能性があると弁護士に相談。
面談での流れ:履歴の取り寄せ(取引履歴)→過払い金有無の精査→請求(交渉または訴訟)。
ポイント:過払い金は過去の金利や返済履歴に基づいて算出されるため、面談での履歴確認が重要。事務所が取引履歴を取り寄せて算定することが一般的。
私の所感:過払い金があると債務が相殺されることがあるため、まずは取引履歴の精査が先決です。

4-4. ケースD:保証人がいる場合の対応
背景:親が保証人になっているケース。主債務者が債務整理をすると保証人へ請求が移る可能性あり。
面談での流れ:保証人の有無、保証範囲の確認→保証人の財産状況や交渉方針の検討→必要に応じて保証人との面談や説明。
ポイント:保証人の保護や説明は非常に重要。面談では保証人への影響を正直に説明し、必要ならば保証人も弁護士に相談させる。
私の所感:家族が保証人になっている場合は、面談で家族へ与える影響を必ず説明してもらいましょう。早めに共有することで後でのトラブルを避けられます。

4-5. ケースE:面談で不安・緊張が強い人の対処
状況:面談そのものがストレスで話せない、という相談者は少なくありません。
対処法:
- 事前に質問メモを用意して専門家に渡す。
- 家族や信頼できる第三者に同席してもらう(事務所の許可があれば)。
- オンライン面談で自宅から参加する。
私の体験:私は面談前に「話すポイント」を箇条書きにして渡すことで、面談がスムーズになり安心感が増しました。専門家もそれを受け取ると整理しやすくなります。

4-6. 私の体験談:実際に債務整理の面談を受けたときの流れと心境
個人的な一例として、私が知り合いの相談に同行した経験を紹介します。借入は複数社で、毎月の返済が生活を圧迫していたケース。初回面談では収入・支出の洗い出しに1時間半ほどかかり、弁護士は債権者リストの作成を依頼。次回面談までに通帳のコピーや請求書を集める宿題が出ました。私が印象的だったのは、弁護士が「まずは取り立てを止めましょう」と最優先で受任通知を出してくれた点。心理的負担がぐっと下がり、交渉が始まると具体的な返済案が見えてきました。反省点は、最初に数字をざっくりしか把握しておらず、面談時に少し時間を無駄にしたこと。事前に借入の一覧を作っておくともっとスムーズでした。

4-7. 実務で役立つテンプレート・チェックリストの提供
ここに面談前チェックリストの例を示します(持参・準備推奨項目)。
- 本人確認書類(運転免許・マイナンバーカード)—必須
- 給与明細(直近3か月)または源泉徴収票
- 銀行通帳の取引履歴(入出金が分かるページ)
- カード会社や消費者金融の請求書・契約書(可能な範囲)
- 家賃、光熱費、保険料などの月額支出表
- 保有資産リスト(不動産・自動車・預金等)
- 債務一覧(債権者名、残高、契約開始年、月返済額)
- 「聞きたいこと」メモ(優先順位を付けると良い)
- 家族構成と就労状況、保証人の有無のメモ

テンプレート(例)
- 借入リストフォーマット(債権者名|残高|利率|月返済額|契約年)
- 家計収支表(収入|固定費|変動費|貯蓄見込み)
- 面談質問メモ(例:「任意整理と個人再生のどちらが現実的か?」「費用は分割可能か?」)

(ケーススタディを通じて、面談の実務感覚と準備の仕方が分かったと思います。最後に記事全体をまとめます。)

最終セクション: まとめ

ここまでで押さえておくべきポイントを整理します。
- 「面談義務」は手続きごとに違う:法律で一律に対面を義務づけるものはなく、任意整理では原則不要だが実務上は面談がほぼ必須。個人再生・自己破産など裁判所が関与する手続きは面談や聴取が発生しやすい。
- 面談の目的は「事実確認」と「手続き方針の決定」:収入・支出・資産・借入の全体像を専門家が把握するために行われる。
- 準備が鍵:身分証・給与明細・通帳・借入明細などを事前に揃えると手続きが速く進む。受任通知が出れば取り立ては止まるケースが多い。
- 専門家選びは重要:債務総額や手続きの性質で弁護士か司法書士かを判断。費用や実務経験、対応の早さなどを比較して選ぶ。
- オンラインで代替可能な場面も増えている:本人確認や書類提出が可能であればオンライン面談で対応できる事務所もある。

最後に一言。借金問題は自分ひとりで抱え込むと精神的にも大変です。まずは公的窓口や法律事務所の無料相談を活用して、面談で事実を整理してみてください。面談は「責められる場」ではなく「解決に向けた第一歩」です。あなたの状況に合った最善の道筋が必ずあります。

出典(参考にした公的情報・法令等)
任意整理 LINE完結で進める賢い解決術|費用・流れ・注意点を徹底解説
- 破産法(法令全文) — e-Gov(法令データ提供システム)
- 民事再生法(法令全文) — e-Gov(法令データ提供システム)
- 法テラス(日本司法支援センター):「債務整理関連の相談窓口」「利用案内」
- 日本弁護士連合会(JFBA):「債務整理に関するガイドライン・Q&A」
- 日本司法書士会連合会:「司法書士による債務整理の概要」
- 国民生活センター:「借金問題の相談先と手続きの基礎知識」

補足(免責)
本記事は一般的な解説を目的とした情報提供であり、個々の具体的なケースについての法的助言を目的とするものではありません。具体的な対応は弁護士・司法書士などの専門家にご相談ください。